四川大地震への義援金2008年06月06日

「「義援金少ない」 四川省のケンタッキーに住民が抗議活動」
「米ウォルマート義援金積み増し・四川大地震、金額少いの指摘」
「義援金、外資などに「ケチ」批判・四川大地震、ネット沸騰」
(いずれもNIKKEI NET)

何だか、義援金の額が少ないとかで、ネットで批判が展開されたり、実際に抗議活動も起こっているようですが、いったいどういった態度から出てくるものなんでしょうか。

義援金はあくまでも善意からのものであって、決して強要されるものではないと思っています。阪神・淡路大震災のときもこういうことがあったんでしょうか?私はついぞ聞いた記憶がありません。

どんな国・地方の人々も、規模の大小はあるでしょうが、みんなそれぞれに恒常的または一過的な風土的ハンデを背負って暮らしているんです。オーストラリアのかんばつもそうだし、フロリダあたりのハリケーンや、日本の地震・台風だってそうです。

確かに今回の四川大地震はとてつもない規模で被害も日本の我々からは想像もつかない位です。中国政府が他の国々に対して経済的支援を要請したりするのはわかります。
しかし、民間レベルで善意で寄せられる義援金の額に文句をつけたり、ましてやその相手を攻撃するなんて、「おかと違い」も甚だしいです。また、地震で倒壊した建物は手抜き工事によるものが多く、同じ中国人による「人災」の面が多分にあるでしょう。

ま、聖火リレーの時に在外中国人たちが他国の人々に対してとってきた行動を考えれば、義援金を受け取ること自体、恥ずかしくてできないと思いますけどね。