ミャンマーと中国での災害について2008年05月15日

ニュースなどで連日報道されている通り、ミャンマーのサイクロン被害や中国四川省の大地震で多数の被害者が出ており、両政府当局の対応の遅れもあって、その数は日を追うごとに膨れ上がってきています。

別に自慢するわけではないのですが、私も普通ならこういう時にはイーバンクやUNICEFなどを通じて災害救助や復興支援のための募金をしています。
ただ、今回の場合はちょっと勝手が違って、どちらの国の政府も「物はくれ、人は要らん」という態度で、本当に被災者のことを考えて行動しているとは思えません。

ミャンマーでは援助物資の横流し疑惑も上がっているし、中国では当局が被災者を助ける「感動的」な場面を国内外に発信するように、との通達が出ているようです。

被災者の方々は(本当に)大変だとは思いますが、私はこういった状況では募金できません。私と同じ考え方の方も少なくないのではないでしょうか。

また、一連の聖火リレーの騒動で、各国のチベット支援者の人達に暴力を振るったりしてきた在外中国人の人達は、その各国から集まってくる人的・物的支援を目の前にして、何を考えるのでしょうか。

コメント

_ 寄付を考え直している高齢者 ― 2008年05月15日 10時38分

私もあなたと同じ気落ちです。
中国、ミャンマー向けに支援しても本当に困っている人たちへ届くのでしょうか。
私も後進国支援の団体を運営していますが、相手先の国の友好団体経由で支援し始めました。しかしその友好団体は相手先国では非常に裕福な人たちが運営している団体で、彼らが支援しているのは自分達の小作人の子供であることが最近わかりました。しかし相手先国の子供へ支援が出来ることでこれからも支援して行こうと思っていますが、ミャンマーや中国への支援は赤十字を通じて行われるのでしょうが、赤十字といっても各国の政府の影響が強いと思います。するとどうしても支援される人が私達の意向と違ってくることも考えねばなりません。この辺を良く考えてこれから支援をしていくべきと思っています。

_ ymatsu ― 2008年05月15日 13時42分

コメントありがとうございます。

私も寄付をする時には、寄付金が本当に支援したい人達に全て届かなくても、例え1割でも2割でもいいから届いているなら、やらないよりはましだろうと思ってやっていますが、今回はその1割~2割すら怪しいですね。

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