漁業への燃料費補填 ― 2008年07月30日
今朝のニュースで漁業への燃料費補填が取り上げられていて、インタビューされた人達の論調はほとんど、「なぜ漁業だけ?」、「うちの業種も補填してくれ」というものでした。
私もそう考えていた内の一人なのですが、このニュースを見ていて、ふとこの前引退宣言をした野茂投手のことが頭に浮かびました。
野茂さんが最初に大リーグへ行こうとした時には、周りからいろいろとバッシングを浴びせられました。しかし、それでもめげずに大リーグへ挑戦し、見事成功を収めたのでした。
すると、周りは手のひらを返したように「先駆者」とか褒め称え、以降多くの日本人選手が大リーグに行って活躍することとなったのです。
今度の漁業への燃料費補填の話も、どこか通じるところはないでしょうか。
漁業者は「大変だ、大変だ」と言ってるだけでなく、勇気を持って行動(一斉休漁)を起こして燃料費補填を勝ち取った。他の業種はその尻馬に乗って補償策を要求していくだけ。
だからといって、燃料費補填はやはり正しい解決策ではありません。新聞とかでも言われてますが、漁業に関して言えば、コスト高の要因となっている流通の仕組みを変えることがやっぱり先決でしょう。
一斉休漁は、社会的不満に対して余り意思表示をすることの無い(我慢してしまう)日本人にとって、珍しい出来事だと思いました。もっとこういうことが増えていくと、政権交代とかも現実味を帯びてきますね。
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