ネットワークブートに挑戦2008年08月06日

EeePC 901の前に使っていたDynabookSSが空いたので、Fedora Coreでも入れようかと考えたのですが、SSを起動するためのUSB接続ドライブ(FDDやCD-ROMなど)がうちにはありません。そういうドライブを用意すれば事は簡単なのですが、それではあまり面白くないので、前々からやってみようと思っていた、ネットワークブートを試して見ることにしました。

ネットワークブートは、ネットワークブートするマシン(PXEクライアント)がDHCPやTFTPなどを使用してPXEサーバから起動イメージをダウンロードして起動するというものです。

PXEサーバのセットアップの仕方自体は参考になるサイトがあったので、ほぼその通りに行いました。基本的にはPXEに対応したDHCPサーバとTFTPサーバをセットアップします。このサイトではTftpd32というアプリを使用しています。これ1つでDHCPサーバも兼ねているので大変便利です。また、サーバマシンはXPマシンを使用しました。

で、いざ2台のマシンをクロスケーブルで接続し、クライアントを起動したところ、無事にDHCPでIPアドレスが振られるところまでは進みました。しかし、その後のTFTPのopenでsyslinux.0をダウンロードしようとしてタイムアウトになってしまいます。

マイクロソフトのネットワークモニタで確認したところ、PXEサーバにはTFTPのリクエスト自体は届いているようです。なんで応答しないの?Windowsファイアウォールも外したし、ウィルス対応ソフト(セキュリティゼロ)も止めたし...

ふと、PXEサーバのコマンドプロンプトから、自分自身に対してTFTPの要求を出して見たらどうだろう?と思い立ってやってみたところ、「~ゼロ」の警告メッセージが表示されたのでした。

「え、何で?止めたはずなのに?」

不審に思ってサービスを見たところ、「K7~」という名前のサービスがしっかり動いているじゃないですか。

「止まってねーじゃん」

私は、タスクバーに入っている「~ゼロ」のアイコンを右クリックして「ウィルスセキュリティを終了」を選択して止めた気になっていただけだったのでした。

今度はしっかり「~ゼロ」を停止して、再度クライアントを起動したところ、難なく起動して"boot:"が表示されました。
そして、そのままインストール処理を進めていったのですが、さすがに簡単にいくはずもなく、途中で止まってしまいました。

この時点で既に午前2時過ぎ。まあ、とりあえずネットワークブートはうまくいったので、続きはまた明日ってことで寝ることにしました。